初の長期旅行

今日から約1週間、遅い夏旅行に出発。
ゲンキが産まれて以来、いや、結婚して以来の長期旅行。
約20年来の友である、かき飴姐(仮名)夫妻が別荘に招待してくれた。
蔵王の麓に建てた、素敵なログハウス。
思えば出会った当時から、夫妻は「将来は山にログハウス建てて住みたいんだよね〜」と話していたなあ。
その夢を、遂に実現した2人。
ここまで来るには、いろいろなことがあったに違いない。
お互いの努力があったからこそ叶った夢。
いよいよ夢が現実になりそうな時に、とても悲しい出来事もあった。
辛い思いをしながら、それでも夢を実現させた2人。
心から本当におめでとう。


母Yは、例によって出発直前まで仕事。
おいら、結婚式の前日も徹夜だったんだよね。
父Jは、締切に追われるおいらの代わりに、式次第のプログラムを印刷し、
参列してくれた人に配る記念品にメッセージカードを封入してくれた。
今でも頭が下がります。えらい人だ。
しかし、旅行の荷造りはおいらの担当なので、代わってもらうわけにもいかず。
ていうか、昔から出張だの旅だのばかりしていたので、荷造りと荷解きは得意な母Yなのだった。
ゲンキを寝かしつけて、そのまま仮眠を取って、1時起床。
しばらく留守になるので、冷蔵庫まわりやもろもろの片づけをして、
荷造りを完了してから、仕事の続き。
朝6時すぎに何とか仕事をメールで送って、出発準備。
予定を30分オーバーして、7時半出発。
車の中で朝食を済ませ(パンとかだけどさ)、雨模様のあいにくの天気の中、大きな渋滞もなく移動する。
順調だったおかげで、東北道国見SAにて昼食タイム。
ここの名物の蔵王高原豚、美味いんだよね。
めずらしくカツ丼なんて頼んでみました。大当たり。ウマウマ〜。
父Jのスタミナ焼き定食もウマウマ〜。
ゲンキも取り分けでもくもく食べる。
セットの白石温麺(しろいしうーめん、と読む)は今ひとつゲンキにウケず。
美味いのになあ。


父Jの読み通り、午後2時に別荘到着。
「あっ、あかねちゃんがいるよ〜」と手を振る父J。
「わんわん〜」とゲンキ。
窓辺に置かれた置物の犬に騙される父子。
いや、本当にそっくりなんですけどね。
おいらは騙されなかったけど。ほほほ。


2階のお部屋を割り当てていただき、くつろぐ一家。
何から何まで木で出来た、素敵な家。
隣の家も見えないほどの自然。
しかも温泉つき。
飲料水は、近所の沢へ湧き水を汲みに行く。
ビバ田舎暮らし。


間もなく、じいじ(母Yの実父)登場。
ゲンキ会いたさに、車でやって来たのだった。
もっとも、この別荘の土地は、じいじが仕事で仲介したので、
かき飴夫妻と一緒に何度もこの地を訪れていたのだった。
完成した家を見るのは、今日が初めて。
じいじも、とても嬉しそうだった。
「ゲンキに食べさせてやろうと思って」と持参したお土産の湯葉豆腐を一緒につまみ、去っていく。


ゲンキは、かき飴姐が用意してくれた地物のとうもろこしと桃にかぶりつき、
かき飴家の営業部長、ボストンテリアのあかねっちの歓待にビビりながらも、
あっという間にお宅になじむ。
キミ、環境変わったとか気にしないのか。
モリモリ食べ、モリモリうんちをし、とっとと眠くなり、グズグズになったので、
父Jがダッシュでシャワーさせて、あっという間に寝ました。
午後8時過ぎ就寝。
ゲンキが神経質な子でなくてよかった。


親たちは10時過ぎまで歓談。
お酒好きのかき飴姐と父Jは、楽しく酒を飲み、
まったく酒を飲めないかき飴夫と母Yは紅茶とスイーツで団欒し、
静かな雨の夜は更けていくのでした。
ああ、休暇。夢にまで見た、素敵な休暇。
かき飴夫妻、ありがとう。