サヤカちゃん来訪

サヤカちゃんは、九州在住のお友達。
お母さんのマユコさんが、こちらのご実家に年に2回ほど里帰りするので、
今年も遊びに来てくれた。


父Jに駅まで迎えに行ってもらったら、サヤカちゃん大泣き。
どうも最近、父Jはガールズにウケが悪い。
先日ウチに遊びに来てくれたリサコちゃんもアイちゃんもカノちゃんも、
みんな父Jの姿を見ると固まっていた。
原因は、色付きメガネのせいじゃないかと思うのだが。


さてサヤカちゃん、ウチに到着した時には、とりあえず泣き止んでいたけれど、なかなかなじまない。
お昼ご飯に用意したトマトペンネが冷めた頃に、やっとテーブルにつく。
サヤカちゃんはゲンキより3ヶ月お姉さんなので、おしゃべりも上手。
お母さんに「召し上がれ」と言って、自分でフォークを持ってペンネを食べ始める。
「おいしぃ〜」とニッコリ。
マユコさんが「滅多に言わないのに」と驚く。
お口にあったようで、うれしゅうございます。


先にお昼ご飯のパンランチを食べ終わっていたゲンキ、
みんなが食べているのを見て、またペンネを食べる。
だから、食い過ぎだって。
フォークで上手にペンネを食べるサヤカちゃんの姿をニコニコ笑顔で見ている。
猛烈アピールだなあ。
せっかくだから一緒に遊ばせたいけれど、もうゲンキはお昼寝の時間。
昼食後、しばらくお昼寝用のお布団で一緒にゴロゴロしたりして、
あとはおんぶであっという間に寝つく。
そのまま1時間半、熟睡。


サヤカちゃんも眠そうではあるけれど、見慣れない絵本やらおもちゃやらが目に入るので、
あれこれ遊んでなかなか寝ない。
そのうちに、ゆったりとしたリズムでステップを踏むサヤカちゃん。
それを見て、お母さんのマユコさんが歌を口ずさむ。
「ど〜どど〜ん、どんどこどん、ど〜どど〜ん、どんどこどん」
マユコさん、これってもしかして。
「ええ、お神楽です」
やっぱり〜〜〜〜。


サヤカちゃんは、由緒ある神社の孫娘。
1歳にして、お神楽を踊るとはさすが。
足取りもしっかりしていて、手の振りまでついている。
「初めはクルクル回ってるだけだったんですけどね〜、気がついたら足も手も振りがついていて」
何でもお神楽が大好きで、1日に何度も「お神楽のDVDを観る」とリクエストされるそうだ。
ゲンキは1日に何度もTHE WHOを聴いてますが。
子供って、育つ環境によって、こんなに志向が違うんだなあ。
その後、目覚めたゲンキはWHOの「キッズ・アー・オールライト」でダンスを披露。
サヤカちゃんは、無反応だった。
ギター・ロックはお好みに合いませんか。そうですか。


次に会う時は、ゲンキも話せるようになっているはず。
まったく違う環境で育っている同級生同士、どんな会話がなされるのだろう。
今から楽しみな親たちなのだった。