成長あれこれ&親子漫才

ゲンキの成長が、新しい段階に突入しつつある。


言葉の理解は大分進んでいるようで、こちらが言っていることはほぼわかっている。
好きなことには返事をするが、都合の悪いことは反応しない。
食事中に椅子の上に立ち上がったりして、父Jに叱られると、目をそらして知らない振りをしたりする。
「ゲンキ、ちゃんとお父さんの目を見なさい」と言われても、
頑なに違う方向を見ているから、叱られているのもわかっているんだよね。
「ごめんなさい、は?」と何度も言われると、目を合わせずにしぶしぶ「ん」と答える、時もある。
結局、また同じことをやったりするのだけれど、いけないことをしたら何度も言って聞かせる。
なかなか言うことを聞いてくれないと、こっちも嫌になってくるが、ここでくじけてはいけない。
しつけは、繰り返しが大事。
子育ては、忍耐ですなあ。


おもちゃで遊んでいて上手くいかないと、以前は「えーいこんなもの!」と放り投げていたが、
最近は父Jと母Yに「もう1回、お手本を見せてくれ」とばかりにおもちゃを差し出す。
おいらたちがもう1度デモンストレーションをすると「それを貸してくれ」と手を出し、
もう1度自分でトライするようになった。
何度か試して、それでもダメだと放り出すが、しばらくしてまたチャレンジする時もある。
ようやく積み木も2個以上積めるようになったし、
集中力はあるほうだと思っていたが、忍耐力もついてきたのかもしれない。
こうやって、少しずつ身につけていくんだね。
焦らなくていいから、地道にがんばれ、ゲンキ。
親もがんばるよ。


そうそう、父Jと母Yを呼ぶ時は、はっきりわかるようになってきた。
ちょっと前まで「たーた!」(お父さん)、「だー!」(お母さん)だったのが、
「おとーた!」「おかーた!」になりつつある。
それ以外の言葉は、まだ喃語の域を出ていないが、時折鼻歌を唄っていたりする。
昨日だったか、母Y自作のおむつ換えの歌のメロディをふんふんと口ずさんでいたのにはビビった。
はじめは気のせいかと思ったが、父Jも「これってお母さんのあの歌だよね」と言っていたので、
やはりそうらしい。
繰り返し聴かされていると、覚えるもんなんだなあ。
そのうち「Kids Are All Right」なんかも唄えるようになるのだろうか。
そういえば、最近よく「あい!」と叫ぶが、あれって車で移動中にブルーハーツをかけている時に
母Yが叫んでいる掛け声の真似なのか。
いいぞ、パンクス。


食事中、よくゲンキは「ん!(あれ取って!)」と言うのだが、
あまり渡したくないものを指差した時には、父Jも母Yもわかっているのに別のものを渡すようにしている。
たとえば、食べる集中力が途切れた時に、携帯を渡せばおとなしくなるけれど、
おもちゃで遊びながら食事をする子供にはなってほしくない。
(どうしてもおとなしくしてくれない時は、百歩譲って、TVのリモコンを渡したりするけれども。)
父Jのお茶用マグを触りたがることも多いが、
飲みたいのではなく、ただ触ったり、手を突っ込みたいだけだとわかっているので、
父Jは「はい」と箸おきを渡す。
ゲンキはそれを受け取って、ふむふむといじっているので、
「そうそう、これがほしかったんでし」と父Jが吹き替えをすると、
ゲンキが「ちがーう!」とばかりに箸おきを返す。
で、また「ん!」とマグを指差すので、父Jは母Yの箸おきを渡す。
ゲンキは、またそれを受け取って、ひとしきりいじる。
「そうそう、これこれ」と父Jの吹き替えが入ると「ん!(ちがーう!)」と返す。
ゲンキ、ナイスボケ。
さすがに何度もやるとキレるので、3回くらいが限度か。
文章にすると伝わりにくいが、そばで見ていると間合いが絶妙で面白い。
お正月には、J母あーちゃんや従姉のアンナちゃんの前で披露してみるかね。