赤ちゃん暴走族

すっかり手押し車と化している、100均で購入したミニワゴン「ゲンキ号」。


100均といっても、キャスターやらポールやら全部の部品を足すと800円くらいかかっているから、
全然100円ではないのだが、市販の立派な手押し車に比べれば全然安い。
しかしワゴンはワゴンであって、1歳児がゴロゴロ押すような設計にはなっていないから、当然軽い。
初めはよたよた寄りかかるように押していたゲンキだが、今ではすっかり愛車になり、
ものすごいスピードで押しまくるので、うかうかしていると轢かれる。
わずか3畳のスペースで、親子3人の死闘レース。
「ごー!ごー!」と自分で掛け声をかけながら、うきゃうきゃうきゃ〜と笑顔で突進してくるゲンキを
うまくよけねば。
うっかりすると、父Jと母Yが家庭内衝突事故で負傷しかねない。


事故といえば、最近目つぶしをよく食らう。
鼻の穴ブームが終わって、目が気になるらしい。
さすがに目に指を突っ込まれるのは困る。
「目は危ないから指で触っちゃいけないよ」と根気よく教えているが、まだ覚えないなあ。
時々、腕をつねったりするので「痛いからやめてね」と言っても、ますますやる。
まだ叱られているという意識がないから、親が驚いたり、怒ったりする反応を面白がっているんだな。
ためしにゲンキの腕を軽くつまんで「ゲンキッキも痛いでしょ〜、やめようね〜」と言ったら、
ますます喜ぶし。
お風呂上りにゲンキを抱っこして部屋に移動する時、うっかりゲンキの頭をドアにぶつけたら、
笑ってるし。
身体を使って、いろいろ体験する年頃なのかもしれない。
ケガだけは気をつけないと。


ケガこそしていないが、ゲンキが浴槽の中でつるんと滑って頭までどぼんと浸かること数回。
本人は、意外とけろっとしている。
一昨日もやって、ちょっと水を飲んだっぽいが、まるで気にしておらず。
こんな感じで水に慣れてくれれば、来夏はプールに挑戦できるかも。甘いか。


お風呂では、最近手桶を使った遊びに熱中。
手桶をひっくり返して、浴槽に沈めて、またひっくり返して空気がごぼごぼっと上がってくるのが
面白いらしい。
自分では上手く出来ないので、何回かトライしてから「ん!(やってくれ!)」と母Yに差し出す。
あんまり喜ぶので、派手にしぶきを上げてゲンキにばしゃばしゃかけまくったら、やりすぎて嫌われかけた。
何事もほどほどに。


今日は初めてがふたつ。
まず、牛肉。
ビーフードに混ざっていたのは別として、家であげたのは初めてだ。
短角牛のサイコロステーキ用もも肉があったので、オリーブオイルでソテーしてから細かく切った。
特に大喜びもしなかったが、普通に平らげる。


もうひとつはクレヨン。
1歳の誕生日プレゼントに買っていたのだが、ハチミツが原料のクレヨンなので、
1歳になってすぐはどうかと思い直して、保管していたのだった。
吉祥寺0123に行った時に、リュウがお絵かきをしていたのを見て思い出した。
ていうか、忘れるなよ、母Y。
残念ながら、今のゲンキはお絵かきよりも物の出し入れに興味があるらしく、
クレヨンを箱から出して、また入れるという動作を繰り返していた。
赤ちゃんのお約束で早速クレヨンをくわえていたが、口にしても無害のクレヨンなので、
安心して与えられる。
無害とはいえ、本当に食べたら困るけれども。
父Jがお手本を見せると、何となくクレヨンを持って、ちょいちょいっと線を引いたが、
お絵かきには至らず。
ゲンキの初お絵かき、何を書くのか楽しみだなあ。