卒乳?断乳?

結論から言うと、まだ卒乳ではなかった。


お風呂でうとうとしたので、そのまま寝かせようかと思ったが、
とりあえず普通に起こして、グルーミングをして、寝る支度を済ませたら、
「パイはまだか〜」のアピール。
ゴクゴク飲んで、片パイだけでぐお〜っと寝る。
午前2時過ぎに起きて、また片パイをゴクゴク飲んで、しばらくゴロゴロしてから
すーっと寝ついて、朝7時過ぎても爆睡。
昨日のは、まぼろしだったんだな。
肩透かしのような、ほっとしたような。


日中は、パイも痛くなるし、どうすべきかいろいろ考えてしまった。
ネットで断乳や卒乳の記事を調べたけれど、サイトや著者によって対応がバラバラで決めかねる。
専門家に聞いたほうが確実だと思い直し、以前2回ほどお世話になったことのある母乳相談室に
電話してみた。
いまゲンキが1歳3ヶ月で、10月中旬から昼間の授乳はなくなり、夜のみだったこと、
朝まで起きないことも2度ほどあったことなどを説明。
24時間以上飲まなかったのは今回が初めてだけれど、このままパイを放置していいものか、
絞ったりしたほうがいいのか、マッサージを受けに行ったほうがいいのか、
ということを相談したかったのだが。
「それはあなたが悪いんでしょ」と言われておしまい。


その相談室では、断乳まで3時間おきの授乳を続けるのが鉄則で、
その鉄則にのっとっていなければ面倒は見られないという。
「夜だけのおっぱいで、おっぱいがまずくなったから飲まなくなったのよ。
 詰まってドロドロしたおっぱいじゃ赤ちゃんも嫌がって当然。自分で味見してみなさいよ。
 そうなる前に来てくれたら復活させてあげたけど、もう無理ね」
はあ、そんなもんですか。それは無知ですみません。
離乳食もがっちり食べるし、本人がほしがらなくなったので、随分前に食後の授乳はやめていたのですが。
「だったら、食前に飲ませなくちゃダメじゃないの」
え、そんなことしたら、離乳食食べなくなるんじゃ、、、と思ったが、
その道の専門家に意見するのはあまりに無礼なので、お礼を言って電話を切った。


そういえば、最近よくパイを噛まれていたけれど、あれはまずいというアピールだったのかなあ。
新しい歯が生えてきて、むずむずしているせいだと思っていた。
だんだんパイの回数が減ってきたのは自然なことだと思っていたが、
おいらはゲンキにすごく悪いことをしていたのだろうか。
でも、大事なのはちゃんと食事を食べられるようになることじゃないのか。
すごく後味の悪い気分になって、ひとしきり悩む。
いや、悩んでも仕方ない。
そうだ、出産した病院の母乳外来に電話してみよう。


時間外だったが、以前診てもらったことのある看護婦さんが電話で丁寧に対応してくれる。
「赤ちゃんがいらないという態度を示しているのに、無理に与える必要はないです。
 このまま断乳したいなら、ほしがってもあげないこと。
 赤ちゃんに任せて卒乳したいなら、ほしがればまたあげて下さい。
 いずれにしても、2,3日様子を見て決めるのがいいでしょう。
 その間は、苦しくない程度までおっぱいを絞るといいですよ。
 断乳するにしても、卒乳するにしても、する時は苦しくても絞らないで下さい。
 どうしても痛い時は、おちょこ一杯分くらいだけ絞って、あとは2,3日くらいで楽になります。
 基本は体液ですから、自然に吸収されますが、しこりや痛みが残るようでしたら受診して下さいね。
 特にトラブルがなければ、そのままでも大丈夫だと思いますよ」
ああ、よかった。かなり安心。
断乳するつもりはないので、ゲンキに任せよう。


夜になってかなりガチガチになってしまったので、念のため、ちょい絞り。
透明〜かなり薄い色のパイが出る。
あれ、全然詰まってない。
おまけに、適度に甘くて美味しいじゃないか。
いらんことで落ち込むところだった。
母乳相談室って、母乳育児に悩む母親を救う場所だと思っていたが、場合によるなあ。
同じ系列でも、もっと親切な相談室もあるのかもしれないけれど、あの対応と方針は同意しかねる。
産んだ病院に母乳外来があって、つくづくよかったよ。


そんなわけで、まだ授乳生活は続きそうな気配。
今日はご飯を1膳に減らしたが、明日からまたモリモリ食べるぜ。