あーちゃんに会いに行く

日記をお休みさせていただいている間、あーちゃんに会いに奈良へ帰省していました。


あーちゃんとは、父Jの母=J母のこと。
父Jの姉=J姉の娘(つまり我々の姪で、ゲンキのいとこ)であるアンナちゃんが小さい頃、
おばあちゃんと言えずに、あーちゃんと呼んだことが始まりらしい。
以降、J母は通称あーちゃん。
ゲンキも、あーちゃんと呼ぶことになるだろう。


J母は、とにかく忙しい。
ギャラリーを経営していて、仕入れからディスプレイまで、業務全般をひとりで全部こなす。
今週は久しぶりのオフということで、父Jも休みを取って、ゲンキを連れて会いに行くことにした。
あーちゃんに会うのは5月以来だから、5ヶ月ぶり。
ゲンキの成長ぶりをたくさん見てもらいたい。


8時に出発するつもりが、ゲンキの夜中の授乳時間がずれて、はっと気づいたら7時を過ぎていた。
しかも、ゲンキはまだ寝ている(汗)。
だだーっと支度をして、8時45分に家を出る。
東名が工事で車線規制されているとの情報を得ていた父Jの選択で、中央高速で移動。
これが大当たりで、まったく渋滞に引っかからずに進む。
ゲンキもすこぶるご機嫌で、車中で朝食代わりのパンを食べ、昼寝も済ませ、恵那峡でお昼休憩。
芋煮定食、美味かった〜〜。
恵那峡SAは、13時から設備点検で停電とかで、ギリギリ昼食に間に合い、ガソリンも給油できた。
「お客さんで最後ですよ、給油」。
マジっすか。間一髪。
危なく高速下りなきゃいけないところだった。


その後、ナビの指示により名神高速へ。
ゲンキのおむつ交換で、養老SAに立ち寄る。
このSAにはオリエンタルカレーが出店していて、
全国でここだけというカレー味のソフトクリームがあるというではないか。
ご当地物に目がない母Y、さっそく買う。
いや、これがね、意外と美味いのよ。ほんとだってば。
カレーというより、シナモン味に近い感じ。
Sサイズじゃなくてレギュラーサイズにすればよかった。
カレー味ソフト、おすすめです。だから、ほんとだってば。


更にもう1回のおむつ休憩を挟んで、計3回の休憩を取ったにもかかわらず、
4時過ぎには奈良に着いていた。
新生児の頃から車に乗りなれているせいか、ゲンキもほとんどグズらず。
家に入った後は、ちょっとキョロキョロしていたけれど、30分も経たないうちに普通に動き回る。
J母宅はウチと違って広いので、ゲンキも楽しそうに伝い歩き&ハイハイで移動。
頼むから、家具とか額とか、破壊しないでおくれよ。
弁償するのに破産しちゃうからね。


我々の到着に合わせて、J母が夕飯を用意して待っていてくれた。
J母特製すき焼き。前にも食べたことがあるけれど、ごっつい美味しい。
しかも今回、松茸入り。
いいんですか〜。
こんなにたくさんの松茸を一度に食べたのは初めてです。
しかも初物だし。東を向いて笑っておこう。
土鍋で炊いた栗ご飯も美味しい〜〜。
ゲンキも一緒にぱくぱく。
初めての栗も美味しいらしい。
大人茶碗で一杯分近く食べたかなあ。


すき焼きといえば、結婚して2回目の父Jの誕生日に、浅草今半へすき焼きを食べに行った。
母Yが会社員だった頃、かつての上司に連れて行ってもらって、
「すき焼きって、こんなに美味しいものなのか!」と感激したお店。
牛肉好きの父Jに美味しいすき焼きを食べてもらおうと思ってセレクトした。
のだが。
ね、美味しいでしょ、美味しいでしょ。こういうのって家庭じゃ食べられないよね。
と勢いづいて話す母Yに、父Jがひと言。
「まあ、美味しいけど。珍しくはないよね。ウチのすき焼きのほうが美味しいなあ」。
なにおううううううう。
これより美味しいすき焼きをご家庭で食べるのですか、あなたのお宅は!
正直、ごっついむかつきました。
こんなに美味しいのに何さ〜。ふんっ。


その翌年のお正月、J母家ですき焼きが出された。
松坂牛の霜降りを洗双糖と醤油でさっと焼いて食べる。
これ、家庭料理じゃないでしょ。料亭でしょ。
つうか、美味すぎる。
こんなすき焼きを普通に食べてたら、今半のランチを食べたところで感激しないよなあ。
妙に納得。


そんなこんなで、今回の帰省で思いがけずJ母のすき焼きを正月でもないのに食べることができて、
ものすごく嬉しい母Yなのだった。
あ、しまった、ゲンキニッキがスキヤキニッキになってしまったよ。