初散髪

といっても、髪を切るのは2回目。


1回目は、赤ちゃん筆を作るのに床屋さんで散髪したので、
とてもきれいなカットのまま、髪が伸びてきた。
あれは6月下旬だったから、もう3ヶ月も経ったのかあ。
既に、あの自衛隊ヘアが懐かしい。


あ、書き忘れていたけれど、赤ちゃん筆出来上がってきました。
思ったより全然しっかりしていたよ。
竹で十分だった。梅だったら、もうちょっと寂しかったかも。
軸に「一期一会」の文字も入れてもらった。
これは、父Jの座右の銘
本当はゲンキの名前も「一期」にしたかったのだが、字画が悪くて却下。
ちなみに、双子だったら「一期」と「一会」でいきたかったらしい。
いずれも字画悪いんだけど。


で、散髪。
前髪はE.YAZAWAみたいでカッコいいのだが、もみあげと襟足がちょい長くなってきた。
プロに任せたほうが安心だけれど、ちょい切るだけで1回2500円はもったいない。
サチエを見習って、母Yが切ることにした。
そう、リュウは、いつもこざっぱりした髪をしている。
こまめにサチエがハサミでちょきちょき切ってあげているからね。


しかし母Y、先天性超不器用。
ゲンキが血だるまになったら、2500円のほうが安いぞ。
こんな不器用なおいらでも使い勝手のいいハサミはないものかと探していたら、ありましたよ。
とっても安全な赤ちゃんカット用のクシが。
コームの中央部分にカミソリがはめ込まれているのだ。
両刃になっていて、片方は普通のカット用、もう片方はシャギーカット用。
使い方は、普通の髪切り用レザーと一緒だけれど、
よっぽど無理をしないと、髪以外は切れない。
よし、これだ!


お風呂に入った時に、髪を濡らしてから、臨戦態勢に。
湯船でたっちしながら遊んでいるゲンキを両足で挟んで支えつつ、
ゲンキの隙を見ながら、まず襟足の髪をつまんで、ざっざっざっ。
おお、切れた!
よし、このペースでいくぞ。
ざっざっざっ。
襟足の続きをを切っていると、いつもと違う気配を察して、振り返ろうとするゲンキ。
このコームを発見したら、絶対遊ばせろというに違いない。
視界に入らないように、あっちこっちに動かす。
ダメだ、もみあげは後にしよう。


身体を洗ってから、再度湯船で挑戦。
しかし、さっきよりゲンキが気配に敏感になっている。
おぬし、なかなかやるな。
手桶を与えたり、洗顔料のチューブを渡したりして、何とか左右のもみあげも切る。
は〜、いくら安全とはいえ、緊張するつうの。
結局、合計30分の長風呂になってしまった。
こんなんだから、風邪がいつまで経ってもよくならないんだな。
風呂上りも、ゲンキのグルーミングと着替えが終わるまで、自分は濡れたままだもんなあ。


まあ、でも一応髪も切れたし、いいんじゃない?
先天性超不器用でも、なせばなる、うむ。
ゲンキのことじゃなかったら、絶対に理由付けてあきらめてるな。
親になると、逃げられないことが増えるね。
小さなことからコツコツと。by西川きよし
はい、がんばります。