夏の怪談

恐ろしい体験をしてしまった。
まさか、こんなところに潜んでいるとは思わなんだ。
できれば見たくなかった。
でも見てしまった。


あ〜、いいかげんエアコンのフィルターを掃除しなきゃ。
と毎日思っていたけれど、結局後回しになっていた。
かれこれ、前回の掃除から1ヶ月は経っているはず。
カバーを外して、フィルターを取り出す。
うげ、埃いっぱい。
体に悪いぞ、赤ちゃんがいるのに。母Y怠慢。よくない。
ゲンキッキ、ゴメンよ。


ベランダに持っていって、ぐわーと掃除機で埃を吸い出す。
本当は水洗いしたほうがいいのだが、時間に追われている今は掃除機で我慢。
フィルターをセットし直して、外面を雑巾で拭く。
埃まみれ。ああ、よくない。本当によくない。
もっとちゃんと掃除しようよ、おいら。
フラップも拭いておこう。ごしごし。
裏側も、っとひっくり返したら。
うっすらカビ。だよな、これは。
なんで、こんなところにカビが生えるの??
嫌だな〜、なんで前回気づかなかったんだろう。
慌ててたからかな。その後に生えたのかな。
とにかく拭かないと。後でアルコールスプレーしとこ。


フラップを拭き終えて、外面のカバーを下ろそうとした。
あ〜、送風装置も埃まみれだ。
でも、アルミフィンの奥にあるから、掃除も出来ないし、外せない。
嫌だなあ、何とかならんかなあ。
うん?待てよ。
それより、その奥。
壁に面した外カバーの内部。
その黒いの。


一瞬で鳥肌が立つ。
うわあああああ。
カビの大元はここだったのかあああああっ。
こんなとこ、絶対分解しないと掃除できないつうの。
ここしばらく母Yにアレルギー反応が出ていたのは、こいつが元凶か!
こんな状態でエアコン回してたら、ゲンキが病気になっちゃうよ。


とりあえず、今日はエアコン運転中止。
速攻、ネットでエアコン業者を探して、めぼしい業者2社に問い合わせ。
どちらもエコ洗剤使用で、赤ちゃんがいる家庭でも安心らしい。
1時間ほどで、1社から折り返し電話があった。
が、この時期は混みあっていて、最短でも9月1日になるとのこと。
急いでいる事情を説明すると「ここなら信用できますよ」と紹介してくれた会社が、
なんと既に問い合わせ中の会社だった。
業界内で「ハウスクリーニング研究会」を主催している頼もしい会社らしい。
とにかく連絡を待つことに。


それにしても、この暑さ。
窓という窓を開け放しても、部屋の室温が30度を下ることはない。
というか、34度とかで当たり前になってきた。
起きている間はいいけれど、昼寝中のゲンキがあまりに不憫だ。
SMAP×SMAPの「ゴロゴ13」ばりに滝汗をかいている。
やむを得ず、エアコン運転再開。
でも気になる気になる気になる。
こうしている間に、カビの胞子がゲンキの肺に入っていくなんて〜〜〜〜。
昨日まで、そうとは知らずにエアコンを使っていたわけだから、
今更かもしれないけれど、でもこれ以上リスクを増やしたくない。


そんなジレンマに悩みながら、ゲンキの風呂を済ませる。
このところ、ずっとシャワーだったから、久しぶりにゆっくり湯船に浸かって、
ゲンキもさっぱりすっきり。
お風呂から上がってきたら、携帯にもう1社から留守電が入っていた。
すぐ折り返す。
幸いにも明日キャンセルが出て、来てもらえるという。
よかった〜〜〜。お願いします。


というわけで、急きょ明日、
同じフロアのもう1基と計2基のエアコンを分解掃除してもらうことになりました。
いい業者さんだといいなあ。