クレヨンハウス

今日の父Jは、先方の連絡待ちで仕事がストップ。
連絡が入り次第、作業に入ることになっている。
父Jが「ゲンキに新しい絵本を買いたい」というので、
待ち時間の間に、さくっと3人で青山のクレヨンハウスに行ってきた。


母Y、ちょっと驚く。
父Jは、もともと絵本好きというわけではなかったし、活字は新聞以外ほとんど読まない。
文庫本を買うなら、漫画を買うタイプ。
やはり子供は親を変えるんだなあとしみじみ。
「ゲンキも、そろそろ今持ってる本に飽きたんじゃないかと思ってさあ」と父J。
いやいや、赤ちゃんはね、繰り返しが好きなのよ。
気に入ったら、同じ本を何回も読むの。
そのうち、自分で「この本読んで」って持ってくるようになるよ。
「そうなのかあ。ていうか、俺が飽きたんだな」
はははは。そういうことですか。


地下のレストランで、自然食バイキングのランチを食べてから(イワシのフライが美味しかった)、
1Fの絵本フロアで本選び。
母Yは、定番の中から『ねないこだれだ』『がたんごとんがたんごとん』『きんぎょがにげた』を、
父Jは『ももんちゃん、どすこ〜い』をセレクト。
「ももんちゃん」シリーズは、J姉から教えてもらって、ゲンキが我が家に来る前から気に入っていた。
お風呂に入る前は「ごくらくももんちゃん」を読むのが、我が家の決まりになっている。
そういえば、ゲンキの誕生祝いにJ姉から「どんどこももんちゃん」の絵入りサイン本をいただいたのだった。
ももんちゃんが花束を持って「げんきくんお誕生おめでとう」ってお祝いに駆けつけてくれている絵。
我が家のお宝本だ。
ゲンキがもっと大きくなったら、うれしさを分かち合えるかな。


お宝といえば、先日、J母を通してゲンキに素晴らしいお祝いをいただいた。
J母のギャラリーで、ずっとお付き合いのある著名な作家さんが、
ゲンキのために小さなタペストリーを染色して送って下さった。
バイオリンを持った赤ちゃん(だと思う)と「ゲンキです」の文字。
見る人が見れば、すぐに「あの人の作品!」とわかる。
まさに家宝です。ありがとうございました。


話がそれてしまった。
「ももんちゃん」シリーズは、ゲンキもすっかりお気に入り。
帰宅してから、さっそく父Jが「どすこ〜い、どすこい」と読んであげると、声をあげて大喜び。
父J、ナイスチョイス。


明日は先日お祝いをした大伯母様のお誕生日なので、夕方に3人でお花を持ってご挨拶へ。
大伯母様は、ゲンキを見るとまたニコニコと喜んで下さった。
彼女が102歳になっても、健康で穏やかに過ごしているのは、持って生まれた性格もあるだろうけれど、
何より行き届いたお世話をしているお嫁さんのおかげ。
本当に頭が下がる。
来年も、またこうしてお祝いのご挨拶ができますように。


母Yの母が亡くなって、今日で14年。
今年も墓参りに帰れなかったけれど、写真を見ながら話をした。
親になって、つくづく思う。
彼女が生きていたら、聞きたいことがたくさんあった。
自分が赤ん坊の頃はどんなだったんだろう。
生前に聞いた話では、えらく神経質な赤ん坊で、かなりY母を困らせたらしい。
洗濯機のブザーが鳴っただけで起きるとかね。
今じゃ、こんなに雑なのに。
よくも投げ出さずに育ててくれたものだ。
自分が受けた愛情を、しっかりとゲンキにも引き継いでいこう。