102歳差

午後から近所の親戚宅へ電車でお出かけ。


年に1度、この頃に親戚の集いがある。
目的は、おばあ様のお誕生会。
おばあ様といっても、母Yの母(故人)の伯母に当たる。
母Yにとっては、祖父の姉=大伯母様。
御歳、102歳。
杖こそ使うようになったが、自分の足で歩き、お手洗いも自分で行く。
記憶は時折あやふやになるけれど、ちゃんと会話が出来る。
母Yの母のことは、かろうじて覚えているけれど、亡くなって久しいのでそろそろ怪しくなってきた。
それでも母Yが行くと「よく来てくれたわねえ」と手を握ってくれる。
息子であるT伯父が「誰だかわかってる?」と聞くと、
母Yがそばにいないことを確認してから「わからない」と笑っていた。
そこで笑える大伯母がすごいと思う。


今日もゲンキを見ると「かわいいわねえ」と手を伸ばし、手をひらひらさせてあやしてくれた。
1世紀以上の歳の差がある2人だけれど、とても近いように見える。
きっと2人とも神様との距離が近いからだろう。
大伯母に流れている血が、ゲンキにも受け継がれているんだなあ。
すごいなあ。


今日のゲンキは、ベッドの柵やゲートにつかまりながら、立ったりしゃがんだり。
毎日出来ることがどんどん増える。
教えてもいないのに、どうして出来るようになるんだろう。
えらいねえ、よく出来たねえ。
ゲンキもうれしそうだ。
急がないでいいからね。
ゆっくり、ひとつひとつ。