ユウちゃんと遊ぶ

久しぶりにユウちゃんが遊びに来てくれた。


ユウちゃんのお母さん、トモエちゃんとは、かれこれ10年以上の付き合いになる。
トモエちゃんは当時勤めていた店舗でバイトをしていて、
母Yの転勤先の店舗でも仕事を手伝ってくれた。
2年ほど同じ職場で働いていただろうか。
歳は離れているけれど、仕事を辞めてもずっと付き合いが続いている。
友達というより、妹のような存在だ。


2年前の年末、トモエちゃんが「赤ちゃんができました」と連絡をくれた時、
本当にうれしかった。
翌年は彼女も母Yも厄年だったので、年が明けてから一緒に厄払いに行って、
彼女の安産を祈願した。
そしたらば、我がロック家にもひょっこりコウノトリがやって来たのである。
子供は授かりものというけれど、その通りだ。
きっと、トモエちゃんのお腹を触らせてもらったご利益があったに違いない。


そんなわけで、ユウちゃんとゲンキとは、お腹の中にいる時からの友達だ。
ユウちゃんは4月生まれなので、もう1歳2ヶ月。
自由に歩き回るし、言葉こそしゃべらないけど、こちらの言うことはしっかり理解していて、
いろいろリアクションしてくれる。
食べかけのパンやさつまいもをおじぎをしながら渡してくれたり。
(これは親愛の情の表れで、ありがとうと言って食べる振りをしてから、彼女にまた戻す。)


前回会った時はまだ動けなかったゲンキだが、
ハイハイが始まってから好奇心旺盛で、
今日は自分からユウちゃんに近寄ったり、触ったり。
ユウちゃんは、他の赤ちゃんと遊ぶ機会が少ないせいか、
はじめはゲンキが触るとイヤイヤをしたり、手を振り払っていたけれど、
だんだん慣れてきたようで、最後には2人で一緒におもちゃの取り合いをしたり、
布団に上がって笑いあっていた。
子供の成長って本当にすごいなあ。
お腹の中にいる時から、こんな光景を想像してはいたけれど、実際に見ると感無量だ。


ユウちゃんは、まだまだ後追いが続いていて、トモエちゃんがトイレに行くと
ゲートのところで立ったまま泣いていた。
ふと思い立って、母Yが「飛んでったバナナ」を唄い出したら、
とたんに泣き止んで、両足でリズムを取りながらニコニコしている。
ユウちゃんは、歌が好きなんだねえ。
せっかくなので、歌詞をプリントアウトして、トモエちゃんと6番まで唄った。
ユウちゃん、超ごきげん。
この歌、バナナ好きには絶大な威力を発揮するなあ。


人見知りの激しいユウちゃんも、夕方にはニコニコ楽しそうに帰っていった。
ゲンキは、お夕寝でグッスリ。
次に会う時は、もっといっぱい遊ぼうね。