童心に帰る

今日はゲンキと気合いを入れて遊んだ。


相変わらず抱っこ病が続いているので、構ってあげる時間が少ないせいかもしれない。
常に、つかず離れずでそばにいるけれど、それだけでは十分でないのかもしれない。
と思い、本気を出して遊んでみた。


最近のゲンキは、目に入るものは何でも近寄って、触ったり、なめたりする。
自分以外のものに興味を持ち始めたばかりの時期なので、
なるべく、それはダメとか、取り上げたりしないで、気が済むまで触らせるように心がけている。
今は、もっぱら紙類だ。
母Yが読んでいる新聞や雑誌が気になって仕方がない。
よっぽど大事な本は困るけど、新聞は毎日消費しているものなので、ちぎろうが破ろうがどんとこい。
太っ腹だ。


初めは、バンバンと新聞を殴っていたゲンキ。
だんだん指が使えるようになって来て、グーで握る。
ぐしゃぐしゃに握っているうちに、破けてくる。
が、自分で破くまではいかない。
母Yがお手本を見せてみた。
右手と左手でこう持って、びりびり〜っとな。
やたらとうける。
楽しそうにニコニコしているが、自分でやろうとは思わないらしい。
そこまでは、まだ手先が器用じゃないんだなあ。
じゃ、母が代わりにびりびりしてあげよう。
ひとつの面を細かく裂いてみる。
う〜ん、楽しい。
なんだか吹き流しみたいだねえ。
手でそよそよ動かしてみる。
ひらひらして面白いらしい。
あ、いいこと考えた。
端っこに穴をあけて、電気のスイッチの紐に引っ掛けてみる。
ふははは、簡易モビールだ。かなり貧乏臭いけど。
息を吹きかけてみる。ふぅ〜ふぅ〜。
ほら、ひらひら動いて面白いねえ。
きゃっきゃと声を上げて喜ぶゲンキ。
おお、そうだ、うちわで扇ごう。
ぱたぱたぱた。ダイナミックに動くぞ。
更にうける。
新聞の動きより、うちわの風が自分の顔に当たるのが楽しいらしい。


そんなこんなで、ぼろぼろの新聞紙でめいっぱい遊んだ。
ゲンキより、母Yのほうが楽しんでいたような。
お金をかけずに遊ぶのは、意外と得意かもしれない。
また遊ぼう。