文庫のお話会 第2回目

今日は、月に1度の文庫のお話会。
先月は、ほとんどの子が集中できずに歩き回ったり騒いだりしていたが、
今日は、どの子もみんな、ちゃんとお母さんの膝に座って聞けるようになっている。
子供の成長って早いなあ。
何度かお話会に行っているけれど、ゲンキは基本的に本好きなので、
お話の最中に歩き回ったりしたことはない。
時々きょろきょろしたり、声を出したりはするけれど、座っているように押さえつける必要もなく、
最後までじっと聞いている。
特に作法を教えたわけではないので、これもゲンキの個性なのだろう。


お話会に来ている中に、ちょっと気の強い女の子がいる。
お話会が終わると、文庫の本を貸し出してくれるのだが、今日はゲンキが選んだ本を奪い返していた。
その子のお母さんは「○○ちゃん、お友達のだからダメでしょう〜」と諭すように言うのだが、
言うだけなので、一向に本は戻ってこない。
その子が本から手を離すまで、我々はひたすら待っていた。
「待たせてすみません」みたいなお詫びの言葉もなかった。


そのお母さんは、怒らずにひたすら言い聞かせるという教育方針なのだろうけど、
我が子の教育だけを考えている姿勢は、ちょっと困る。
保育園や幼稚園で好き勝手に動き回る子供が、小学校で学級崩壊を招くと聞くが、なるほどな〜と思った。
児童館やリトミックに行っても、時間になって先生が「さあ、始めますよ〜」と声をかけても、
車座になっておしゃべりを続けるお母さんたちがいる。
先生の声が聞こえているはずなのに、動かない。
仕方がないので、母Yは子供たちに向かって「時間ですよ〜」と声をかけるようにしている。
そこで動いてくれればまだいいほうで、それでも動かないお母さんたちもいる。
おい、仕事の部下だったら、減給するぞ。
これから先、幼稚園や小学校でこういう人たちと付き合わなければいけないと思うと、憂鬱だなあ。
付き合う必要はないけれど、否が応でも接触することになるもんなあ。
親がちゃんとしていないのに、子供がちゃんと育つわけがない。
人の振り見て我が振り直せ、なのだった。