舌打ち

また母Yの偏頭痛の発作。
小発作だから、日常生活は何とかできる。
が、散歩やゲンキの世話はちょっとつらい。
こういうときに限って、食事の時にゲンキが派手に牛乳をこぼしたりする。
牛乳がこぼれた床に向かって、わざとらしく「あー!」と指をさして何度も大声を出すので、
「こぼしたのはお前だぞ!」とイライラするが、それは言わずに淡々と片付ける。
しかし、ふきんを洗っている間に、今度はお茶のコップをひっくり返そうとしたので、
「触らないで!」と怒鳴ってしまった。
母Yに初めて大声で怒鳴られて、思わず泣くゲンキ。
ご飯の続きを食べさせたら、すぐに笑っていたけれど。


さらに、ウンチおむつを換える時に、ウンチがべったりついたお尻で暴れられる。
いつもなら割と平気なのだが、偏頭痛のせいで首と肩がガチガチに痛く、
暴れるゲンキの両足を片手で押さえながらのおむつ換えは相当きつい。
「暴れないで」と何度も言うが、早く新しいおむつをして次のウンチをしたいゲンキは、
便意を抑えるために、どうしても足をバタつかせてしまう。
とうとう、ゲンキに向かって舌打ちをしてしまった母Y。
かわいそうだとわかってはいるが、自分の体調が悪いと精神状態も荒れる。
怒鳴るとか、舌打ちとか、絶対にしたくないんだけどなあ。
この偏頭痛の頻度では、ますますゲンキに悪影響が出てしまう。
早く医者に行って頭痛薬を出してもらいたい。


それにしても、ゲンキのウンチ換えは手間がかかる。
やっとひどい便秘がなくなって、やわらかいウンチになったのはいいけれど、
それでも3日に1回くらいのペース。
1回あたりの量が多い上に、お尻が気持ち悪いとすぐにおむつを換えたがるので、
ちょっとウンチを出したらおむつを換えて、3回ほど繰り返す。
しかも、毎回きちんとズボンまで履き直さないと泣いて抗議される。
ズボンを履き終わると、お尻ふき用ウエットティッシュティッシュペーパーの箱も
所定の場所に片付けろと指をさす。
どうせすぐ脱ぐのに、何でズボンまで履くのか。
どうせすぐ使うのに、何でティッシュ類を棚の上まで戻さねばならないのか。
どうせ3回も紙おむつを換えるなら、いっそのことトイレでウンチしてくれないか。
本人に何度も頼んでいるのだが「ナイナイ」と手を振られてばかりなのだった。
トイレトレーニングまでの道のりは遠い。