紅茶セミナー

午前中、NPO法人「せたがや子育てネット」が運営するコミュニティカフェ「ぶりっじ@下北沢」で開催された
紅茶セミナーに参加してきた。
「ぶりっじ」は、託児スペース(有料)が併設されているので、
赤ちゃんがいるお母さんも催し物に参加することが出来る。
今回は、父Jがお休みでゲンキを見ていてもらえるので、母Yひとりで参加。


初めに、先生から紅茶のルーツや種類、製造工程などの講義を受ける。
お茶は、紅茶も緑茶もウーロン茶も、すべて同じ木から採れること。
もともと中国が発祥の地で、chaがシルクロードを通って運ばれて、teaになった話。
teaに対して、海路で運ばれたお茶は「テ」と発音されているということ(フランスしかり)。
3大紅茶のダージリン、キーマン、ウバは、すべて産地の名前を指していること。
紅茶には年4回の収穫期があって、一番美味しいのはセカンドフラッシュ(2番目に摘まれる葉)。
などなど。
参加人数が5人というアットホームなセミナーで、気軽に質問もできたし、
知らない話もたくさんあって、とてもためになった。
母Yの場合、亡きY母が紅茶好きだったこともあって、小学生の頃から紅茶を入れ続けてきたが、
基本的に独学&自己流なので、一度きちんと講義を受けてみたかったのだ。
本を読んで勉強するのと、実際に話を聞くのとでは、楽しさが違うね。


ひと通りお話を聞いたあとで、実演。
併設のキッチンで、レモンティとミルクティの入れ方を見せてもらう。
紅茶を美味しく入れるには、鍋を使うのが一番だと教えられて、目からウロコ。
なるほど、火にかけながら抽出したほうが、しっかりジャンピングできるわけだ。
1人分150ccの水(水道水で十分だという)を鍋に入れて、泡が出始めたら茶葉小さじ1杯強を投入。
しっかり沸騰させて、ほどよく色が出たら(フルリーフなら1〜2分、CTCやブロークンなら30秒ほど)、
ふたをして2分蒸らして、茶漉しでこす。
これが基本。


さらに驚いたのは、レモンティ。
なんと、フレッシュなレモンを絞ってそのままレモン汁を入れてしまう。
茶葉を入れて、沸騰させて、色が出たところで、お鍋に直接レモンを絞ってジャー。
それから砂糖を多めにドバーっと。
ダイナミックだなあ。
その間、火はつけたまま。
砂糖が溶けたら、茶漉しで漉す。


でもって、このレモンティ、本当に美味しかった。
1人分あたり、レモン4分の1〜2分の1個のレモン汁を使うのだが、
ビンに入ったレモン果汁が売っているけれど、あれではダメだそうで、
絶対に生レモンのほうが美味しいと先生は言っていた。
「お砂糖も三温糖とかだとパンチが少ないので、白糖でいいです」とのこと。
フレッシュなレモンを使うから、優しい味の砂糖だとレモンの酸味に負けてしまうんだな。
先生は「白ざらめ糖」を使っていたけれど、母Y的にはいつも使っているきび糖でもいけそうな気がする。


ミルクティも、もちろん鍋で入れる。
1人前の分量として、牛乳150ccに水50ccを加えて火にかける。
低音殺菌牛乳や低脂肪乳がミルクティに適しているそう。
あまり濃度が濃い牛乳だと、脂肪分が浮いてきてくどくなるらしい。
人肌に温まったら、小さじ1杯の茶葉を入れる。
茶葉の量は、レモンティより気持ち少なめ。
沸騰しないように弱火で煮込んで、2回くらいぶわーっとふいたら火を止める。
そして、ミルクティにも砂糖をがっちり。
砂糖を入れるのが、本場(インド)の飲み方だそうだ。
今回は時間切れだったけれど、次回はマサラティ(チャイ)の入れ方を実演してくれるとのこと。


2時間のセミナーはあっという間。
実演のお茶もすごく美味しかったし、お茶請けに出されたジンジャー・ビスケットや
インドのスナック(めちゃ辛い)もお茶に合っていて、素敵なティータイムを堪能できた。
これで2150円は良心的な金額ではないだろうか。
サラティの入れ方もマスターしたいし、次回も参加せねば。


「ぶりっじ」の講座は今回が3回目だったけれど、だんだん顔見知りの人も増えてきて、空気が掴めてきた。
来月は、毎週1回の占星術講座を受ける予定。今から楽しみ。